6頭の保護子犬の譲渡

今年2月の連休前の週末、県内の保健所から生後5か月程の子犬6頭が動物管理所に搬入されました。
子犬ですが「子犬の譲渡会」に出る対象ではありませんでした。
その情報を知り、搬入から1週間後に保護をし、3月20日の子犬の譲渡会にボランティアの保護子犬として3頭が参加、4月4日、4月11日に3頭をブログ掲載し、みな無事に譲渡となりました。
6頭が譲渡完了となるまでの3か月、悩み、経験したことを記録として、また、いつも応援していただく皆様にもお伝えしたいと思い綴らせていただきます。
ご一読いただけましたら幸いです。

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昨年度の子犬の譲渡会は、しあわせなしっぽが活動を始めて以来、最も少ない開催数となりました。

飼い主さんたちの飼い方の向上、避妊去勢への理解、行政の指導、ペットから家族へという社会の空気。
しあわせなしっぽも保護子犬の数が減り、徐々に成犬の譲渡サポートへとご支援を頂きながら活動を広げる事ができました。

とはいえ、残念ながら子犬の殺処分がゼロになったわけではありません。
県が開催する子犬の譲渡会に参加できる条件として

・自力で食事(離乳が終わっている)
・人馴れしている

など、保健所に搬入された時にクリアできていなければいけない条件があります。

今回、ボランティアにより譲渡が終了した6頭は、保健所に搬入された時に推定5ヶ月程、まぁまぁの大きさで、極度に人馴れしていませんでした。
触る事さえできず、6頭は譲渡会の参加が難しく、殺処分判断。

ラブ系の黒茶色兄弟は野犬のため捕獲
IMG-2285.jpg

シバ兄妹は飼い主が、なつかないからと保健所に殺処分希望で持ち込んだ子犬達です。

しかし、「この子犬達は時間さえかけられたら…」という経験の長い職員さんの言葉が心に引っかかり…。

行政には限られた業務時間があります。
いま、保護活動ができるボランティアメンバーで、できる限りをしてみようという思いにいたりました。

殺処分期日まで足を運び、手からおやつを与え続けました。
初めのうちは近寄っても来ない子、逃げまどう子、指ごとおやつを取ろうとする子…。

あと数日で殺処分になってしまう…
「大丈夫、大丈夫…」と、子犬に必死に声をかけていたつもりが、自分にも言い聞かせていた様に思います。

殺処分期日の前日、メンバー数人が集まり状況を確認。
万全とは言えないものの、この子犬達の成長を1週間毎日見た上で、可能性を話し合い、引き出すことを決心し保護しました。

そこからはもう、開き直ってがんばるしかありません!!!

毎日愛情を注ぎ、ケアし、人間と暮らす為の社会性を身に付けさせる為、できる限り時間をかけ…。
先日、6頭の譲渡が終了しました。
応募してくださいました飼い主さまのご理解にもたいへん恵まれた譲渡となりました。

保健所に搬入された時は触ることさえできなかった子犬達が、保護活動を経て、今から家族になる方々と初めて会う日。
戸惑いながらも、うならず、暴れず、抱っこされる姿になるまで成長してくれました。
長い期間保護に費やし、譲渡活動ができましたのも、応援して下さる皆さまのおかげです。
私達には全ての子犬が助けられるわけではないけれど、その裾野は確実に広がりました。

限られた期限の中で譲渡可能かどうかの判断は、今の大分県の保健所のシステムでは仕方ないのかもしれません。
しかし、行政とボランティアの連携の強化の必要性、そして来年の動物愛護センター開設時の「保護・譲渡の可否」の判断には、小さな命達にも期限だけでは図れない「心」がある事をしっかり踏まえてもらいたいです。
少なくともこの6頭は、しあわせなしっぽの1つの保護活動のあり方の指標になってくれました。
大分県内の全ての職員さん、子犬達の幸せをつかんだ成長ぶり、そしてこんなに沢山の愛情あふれるご家族がいる事を知って下さい。


モカ君
譲渡会でお見合いして、後日家族に迎えていただきました(^^)かわいいお姉ちゃんとも、仲良くできてるそうです!
モカくん


クロ君
「散歩がすきそうなので時間を見つけては散歩に行きます。本当に良い犬をお世話して頂きありがとうございます。家族の一員同様可愛がって生きたいと思います」
クロくん


レオ君
「どんどんやんちゃになってかわいかったり困ったりの毎日です(ちょっと家が破壊されつつあります(汗))
ゆっくり私達との生活に慣れてもらえれば…と願ってます」
レオくん


イチロー君
「登録と狂犬病予防注射、フィラリア投与を済ませました。15キロ位になるみたいです。また遊びに来てください」
イチローくん


サクラちゃん
フィラリア予防薬を忘れないように張り紙してくれてます(笑)先日ボランティアが訪問したら、喜んでくれました!
サクラちゃん


ツバキちゃん
お母さんの作った素敵なお庭をほりほり…(苦笑)防御柵作りに、旦那様のご協力ありがとうございます(^^)
ツバキちゃん


6頭の子犬たちの飼い主様、この子たちを選んで下さってありがとうございました。
そして改めて、いつも応援して下さる全ての皆さまに感謝申し上げます。
ありがとうございます。

しあわせなしっぽでは今、別の4ヶ月程の新たな子犬をボランティア宅で保護しています。
4月10日の子犬の譲渡会で譲渡とならなかった3頭です。
産まれてからたった数ヶ月。しかし犬にとっては、もう大人の入り口の月齢。
人と触れ合う事の無かった子犬達は、人が怖くて当たり前です。
「大丈夫、大丈夫!」と、今日も声をかけながら、子犬達と共にがんばっています。
今回の6頭の様に、また嬉しいご報告ができるよう・・・

これからもどうぞ応援をよろしくお願い致します。

コメント

1頭でも多く命が繋がる様シェアの選択肢が増える様ラインも考慮して頂けたらば幸いです‼️
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